4月 16 2015
相続財産の調査②~預貯金
不動産と並んで相続財産として重要なものに預貯金があります。
現金とは違って金融機関に記録があるわけですから,金融機関で調査することが可能です。
具体的には,亡くなった方の相続人であれば,単独で,死亡時点の残高や死亡日前の取引履歴を取得することが可能です。
戸籍謄本を用意する必要はありますが,弁護士等に依頼する必要はありません。
取引履歴を見ると,亡くなった方の生前の収入や支出の状況が分かり,様々なことを読み取れることもあります。
生命保険料や各種公共料金・税金の支払いを見ることで,新たな財産の当たりを付けることができる場合もありますし,死亡日直前に不自然に高額な引き出しが見つかることもあります。