3月 24 2013
「実を取る」という発想
離婚や相続事件の依頼者の方は,紛争の相手方当事者に対して,積年の恨みを持っていたり,そこまで行かなくとも複雑な積もり積もった感情をお持ちの方が多いです。
しかし,離婚や相続事件では,相手方との間で細かい手続き的なやりとりをせざるを得ないことがままあります。離婚事件では健康保険や税金関係の書類のやりとりをすることが多くありますし,相続事件でも相続税や固定資産税などの関連でやりとりを要することがあります。
みなさんたいていの方は嫌々ながら協力してくださいますが,たまに変な意地を張る人がいます。私が「ここは相手に協力しましょう」と言ってもなかなか聞いてもらえません。お気持ちは分からないでもないのですが,離婚や相続はたいていの場合,調停事件であり,法律を基準としつつも結局は話し合いです。協力すべきところは協力した方が相手方の考えも柔軟になり,相手にも譲歩してもらえて本体部分についても合意が成立しやすくなります。
協力すべきところは協力する,そうして「実を取り」(つまりはそれなりの金銭・財産をもらって)紛争を解決した方がよほど前向きで有意義だと思うのですが,どうでしょうか?













